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2012年11月18日

こころの骨折

いつも私のブログにお立ち寄りいただだきまして
ありがとうございます。

昨日(11月17日)は、
日本産業カウセラー協会沖縄支部主催
下園壮太氏によるメンタルヘルス公開講座
に参加してきました。

下園壮太氏は陸上自衛隊衛生学校で
教えている心理カウンセラーで、

なかなか予約のとれない
人気の講師だということでした。

これまでにたくさんの自殺念慮のある方や
うつ症状の方たちのカウンセリングを
していらしたということで

身近にそいういう方がいた場合の関わり方などを
お話しくださいました。

それによると 『うつ病』 というのは、
こころの風邪というよりも 『こころの骨折』 
であるということでした。

風邪だと3日くらいで治ってしまいますが、
『うつ病』 というのは3か月は休養が必要です。
しかも治ったと思っても、しばらくはリハビリが
必要なのです。

早目に対処すれば、傷も浅くて済むのですが、
気付くのが遅くなると、それだけ傷も深く
回復に時間が掛かるのだそうです。

うつの症状の特徴で重要なキーワードは
過剰な①疲労感②無力感(自信低下)
③自責感(罪の意識)④不安・焦り・後悔

うつの人への対処方法で注意することは
・原因にこだわるな
・相手に新たな努力を要求するな
・世の中がどのように見えているのかを教えてもらう
・死にたい気持ちを聞いてもあわてるな
・休養を勧める。受診を勧める。
・近すぎず、遠すぎずの距離で支える

支援者はわかろうとして構い過ぎるのではなく、
上手な洋服屋の店員さんのような
距離関係でいるのが良いようです。

やはり、話を聴いてあげるということの
大切さを訴えていました。

過剰なストレスや疲労を蓄積させないという
予防も大切なのではないかなと
思います。よつば



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