月のゆりかご

という一心で、安易に使ってはいませんか？

実は、私もよく口にしていました。
「大丈夫よ、そんな心配しなくても」とか
「大丈夫、それはあなたの考え過ぎよ」
など、頻繁に言っていました。

もちろん、それは相手を安心させたい
不安を取り除いてあげたいという気持ちから
発した言葉だったのですが

それを言われた人は、いったいどんな気持が

しているのでしょう？
「そんなこと言われても不安でしょうがない」
「私の気持ちを分かってもらえていない」
という風に思っているかもしれません。

「大丈夫」と言った後に

相手が無言になってしまったり、

「ても　でも　だって　けど　しかし・・・」というような

逆接の接続語を発した場合は要注意です。

大丈夫とは簡単には思えない心配や不安の

気持ちのほうがずーっと強いのです。

そんな時には、その人が不安に思っている

その気持ちに焦点を当てて、よく聴いてあげる

気持ちに寄り添ってあげることが大切なのです。

その後で、不安と思っている要因を一つずつ

具体的に分析して取り除いていくことも必要かも

しれません。

でも、とりあえずは気持ちを聞いてあげるだけで

だいぶ不安な気持ちが軽くなるのではないで

しょうか？

「大丈夫」という言葉を使うときは

相手の受け取り方にも十分に

気をつけたいですね。